こんにちは。
今年もうなぎシーズンがやってきましたね!
土用の丑の日といえばうなぎです。これは江戸時代に平賀源内の発案で広まった説が有力です。
おかげさまで見る度に食べたくなりますが、今では高級魚でとてもじゃないけど買えません。
このうなぎは世界に何種類かいますが、特に「日本うなぎ」は我々が食べ過ぎて絶滅危惧種になっているのは誰もが知っている話でしょう。
でもあんなにスーパーで売っているのを見ると実感がわきませんよね。
しかも養殖うなぎなんて言われると養殖なら大丈夫発想により更に実感がわきません。
しかし、うなぎの養殖というものは天然の稚魚を獲って、それを手塩をかけて育てる方法で成り立っていますので、養殖といいつつも実は天然です。
絶滅が危惧されているのは、この稚魚を大量に獲ってしまうからなんですね。
では採卵して人工孵化させて育てればよいではないかと思いますが、現実はそう簡単ではないようです。うなぎの生態が謎だらけなうえに、孵化してから稚魚と呼べる大きさになる割合が1%、エサの原料も絶滅危惧種だとかなんとか。とはいえ一応完全養殖には成功しているようです。
なので、完全に絶滅してしまうということはないと思いますが、このペースでいくと養殖産しかなく食べることもかなわない幻の魚になる日が来るのも現実的な話ですね。
だからと言って、今のうちに食べておきましょう・・・だなんてサイコパス的な発想をする人もいるようですが、それは間違いです。
今だからこそ、食べるのをやめましょうよ??
さあここで、2017年7月26日の東京都内の某スーパーのお弁当コーナーを見てみましょう!
時間はなんと、23時30分、閉店1時間半前、客層は残業で疲れた社畜がメインです。
\じゃじゃーん/ ※閉店1時間半前のうな重です。
あら^~、1800円から200円引き=1600円ですが、消費期限は翌日午前中でした。
半額になったとしてもこんな高いの買うわけがありませんので廃棄確定です。
今段階でこれですから、きっと今年の土用丑の日、8月6日は凄惨なうなぎ廃棄が待ち構えていることでしょう。
でも、もったいないからと言って買ってはいけません。
今うなぎ絶滅を回避する方法として有効な策は、ここで踏みとどまって廃棄させること以外ないのです。
廃棄量が多ければ翌年の仕入れは減らすでしょう。
地道ですがこの繰り返しと、そのための一人ひとりの我慢が重要なのです。
土用丑の日にうなぎを食べる習慣ができてから200年間うなぎの量は減り続けていることでしょう。
またこれから200年かけて、うなぎが戻ってきてくれるといいですね。
それでは。