地植えの梅を移植した!

買った家の前庭はそんなに広くないのですが、植木が高密度で植えてあります。
植木は好きなのですが、どうも通路として歩きにくかったり、風通りが悪かったりします。

特に出っ張っているのは梅で、下の写真ではモミジに埋もれています😅
切るのも忍びないので移植(移動)することにしました。

移植するときに気をつけることは?

これだけ注意しておけばなんとかなるでしょうw

  • 落葉樹は冬に葉がおちてから、常緑樹は春に芽が伸び始める直前にやること。
  • 根のまわりの土と根毛(細い根っこ)はできるだけ残すこと。

本当にこれだけです。
移植すると少なからず根の量が減ります。半分以上なくなると思ったほうがよいです。
根が減ると水を吸い上げる力が弱くなります。
葉があったり気温が高かったりすると蒸散量が増えますが、水が足りないのでひからびて枯れます。

移植してみます

今回移植する梅はそんなに大きくないので自分でやってみましたが、かなり大変でした・・・。

枝を剪定する

剪定する目的は2つあります。

  1. 運ぶときに邪魔にならないようにする。
  2. 春に葉が出すぎないようにする。

樹形を保ちたい場合は剪定はせずに、できるだけ土を多く残して移動します。
常緑樹は半分くらい間引いて葉を落としたほうがよいと思います。

根切をする

幹周辺の根を切りながら穴を掘ります。
この作業が一番力を使うので大変です😣

土を残しすぎると運びづらいし、根を切りすぎると枯れてしまうので難しいところです。
目安として、幹の直径の5~7倍の直径の土を残します。

この梅は直径10cmだったので、直径60cmで掘りました。
あまり深く掘ると大変度が増すので、深さは10cm程にしておきました。
梅は丈夫な木なのであまり神経質にならなくても大丈夫でしょう。

土がかたかったり、大きな石が噛んでいたりと、スムーズに進みませんでしたが、なんとか終わりました。

根回しをする(今回は省略しました)

掘った穴に土を戻して、1か月ほどかけて根毛を伸ばしてあげますが、すぐに移植する場合はあまり意味がなさそうなので省略しました。

根巻きをする

運ぶときに土が落ちないように麻布と麻紐で土を巻きます。
まずはまわりを巻きます。

木を倒して下も巻きます。

主幹から真下に伸びているような太い根があると倒せないので、土の間に手を突っ込んで鋸で切ってしまいます。

木を移動する

一輪車などに乗せて運びます。

直径10cmならそんなに重くないだろうと思いましたが、土がついているのと木が生なのもあってものすごく重かったです。

木を植える

木についている土が入るサイズの穴を掘って、麻布ごと埋めるだけです。

植えた後はたっぷり水をかけます。
根鉢といって幹周辺に水がたまりやすいように窪みをつけて埋める方法もありますが、冬はそこまでしなくて大丈夫だと思います。

作業自体は簡単ですが、向きはよく考えたほうがよいです。
見る角度によって印象が変わりますからね。

もともと梅があった前庭には防草シートも敷いてすっきりしました。