WindowsXP → 7 移行まとめ

WindowsXPのサポート期間が残り2ヶ月に迫っています。
こんな状況の中いまだにXPを使っている人はどれほどいるのかと思い、身近なところで当ブログのアクセスログを集計してみました。

2013年10月14日~2014年2月7日:
最新117日間のWindowsのみのデータで、総数は3608件です。

これを見るとXPユーザが25%ということがわかります。
ちなみに日本マイクロソフトの2013年4月のデータでは27.7%なっていますので、
私が集計したものもデータとして問題ないでしょう。

・Windows XPからの移行は遅れ気味?
http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/611/445/html/242.jpg.html

私はというとメインで使っているパソコンは10年間XPのままでした。
サブとノートは7のものもありますが、常用するとなるとやはりXPでないと使いにくいという理由からいつまでも7に移行せずにいました。

しかし、昨日ついにXPに別れを告げて7をクリーンインストールをしました。
XP非対応のハードウェアが増えてきて使用するのに限界を感じたため踏み切った次第です。
当然ハードウェアの性能に問題はありませんし、インストール自体は簡単に終わるのでそちらも問題ありませんでした。
ただ、インストール後のXPとの違いが非常に面倒で設定に苦労しました・・・。

ということなので
ちょっと触っただけでは分からないXPと7の違いなどをまとめます。

■ファイルの関連付け

XPではおなじみだった「フォルダオプション」 の「関連付け」タブ。
なんと、7にはこれがないんですね。信じられません。

これがないと標準では

・ファイルの関連付けが面倒
・ファイルの種類によってアイコンを変更するのが面倒
・右クリ→編集 などの設定が面倒

という問題があるので、
これらの問題を解決できる日本語のフリーソフトを紹介します。

・Contexter・・・右クリメニュー, 関連付けを設定できます。
 http://www.gigafree.net/system/context/contexter.html

・ファイルの種類に関連づけられたアイコンを変更
 http://www.vector.co.jp/soft/win95/amuse/se439973.html

■explorerでのファイルの並べ替え

XPでは「アイコンの自動整列」のチェックを外すとファイルを自由に並べられました。
しかし、7では標準だとそれができません。信じられません。

調べてみると、レジストリを変更することで並べ替えられるようになるとのこと。

・Windows 7 フォルダ内のファイルを自由に並び替え
http://fix0.net/?p=22

これで自由に並べられるようになりました・・・が、一つだけ問題発生。
マイコンピュータで「並べて表示(拡張)」を選ぶと、各ドライブの使用率がアイコン横に表示されなくなってしまいました。
まあ、これっぽっちのことXPユーザにとっては無いのが当たり前なのでかまいませんよね。

■ファイルのアクセス権

システムフォルダなどのファイルを操作しようとすると、とにかくアクセス権を要求してきます。
設定すればアクセス権をとれますが、うざったくて仕方ありません。
XPのようにサクっといじらせてくれと。

■セーフモードでインストーラを実行できない

なんと、セーフモードでインストール/アンインストールできないんです。
インストールサービス実行できないって?信じられません。
これではグラボのドライバインストールに失敗すると厄介です。

■音量設定が面倒

Windows Vista移行はサウンドまわりが一新されました。
ASIOを使えるなどの利点はありますが、何かと音量調整がしにくい・・・
慣れるしかありません。

■メーラー, ムービーメーカーがない

使い慣れたOutlookExpressは7には入っていません。
あの高機能なムービーメーカーもありません。
しかし、Windows Essentialsからインストールできるとのこと。

早速試してみましたが・・・何かと理由をつけてインストールできません。
そのときによってエラーモジュール名が違うんですよね。
調べた情報ではRadeonのドライバの影響だとかなんとか。

なんか面倒だったのでメーラーはThunderbirdを使うことにしました。
ムービーメーカーは・・・どうしよう。意外と使ったりするんだよなあ

■Windows Media Player のバージョン

XPでよく使われているバージョンは10ですね。
そして、7に最初から入っているバージョンは12です。

これが10と比べると使いにくくてしょうがない。
・動画を再生するとプレビューリストが隠れる
・ffdshowなどのコーディングを適用するのが面倒
・とにかくUIに慣れない

検索すると、どうしてもWindows 7でWMP10を使いたい方はそこそこいるようです。
そういう方には先に言っておきます。
無理なのであきらめてWMP12やMPCを使いましょう

とはいえ私もどうしても使いたい勢なのでいろいろ試してみました。

1.WMP10のインストーラの拡張子をcabにしてLhazで展開
2.C:\program files\windows media player の中身をWMP10のものと入れ替え
3.C:\windows\system32 の中のDLLをWMP10のもので上書き
4.unregmp2.exe /UPDATEWMPVERSION コマンドを実行
5.regsvr32 wmp.dll コマンドを実行

ここまでやると

・WMP10が起動するようになり、ファイルの再生もできる
・ffdwhowのプラグインがあっても動画の画質が悪く観ていられない
・常にツールバーが表示されてしまいうざったい
・explorerからファイルをダブルクリックして再生しようとすると
 「サーバーの実行に失敗しました」のエラーが出て再生できない
 ぐぐって出る解決策は試したが未解決。

という状態になります。
結構おしいところまできているのですが、常用には堪えず素直にWMP12を使うことにしました。

■自動更新でInternetExplorer11 (IE11)を執拗に奨められる

IE8が使い慣れていて便利という方は結構いるのではないでしょうか。
それにもかかわらず、自動更新でIE11が「重要な更新」になっていたり、
チェックを外して非表示にしても再び出てきたり・・・
Windowsの更新をするときはIE11が項目から外れているかを確認しなければなりません。

設定などをしていて気になったところは以上になります。

ちなみに、GavotteRAMDiskはPAEでも普通に使えました。
RAMDiskがないと不便ですからね。

そういうことですので、XPをお使いの方は早めに7に移行しましょう!
住めば都というわけではありませんが、慣れれば使いやすいかもしれません。
これは慣れるまでが大変ですけどね・・・