敷地内の邪魔な木や倒木を撤去するのにチェンソーがものすごく便利で、かなり使い慣れてきました。
チェンソーの使い方や、伐倒、目立てなどのノウハウは、Youtubeやブログを見ればかなり勉強になります。
ですが一応、正式に講習を受けて資格的なものを取っておこうかと思い、川崎にあるコマツ教習所まで講習を受けに行ってきました。
労働者としてチェンソーを使う場合は、この講習を受けていないと労働安全衛生法違反となります。
(正確には受けていない人にチェンソーを使う労働させた会社が違反になる)
ですが、個人的に勝手に使う分には問題ないので、趣味のようなものですかね・・・。
チェンソー講習と言っていますが、正確には「伐木等の業務の特別教育」です。
お代は税込20,000円です。
ちなみに2020年8月からは法改正があり、それまでに講習を受けた人は2.5時間(小径は5時間)の補講を受ける必要があります。
なので後でまた補講を受けに行く予定です。
講習は土日の2日間で、朝8時集合の18時頃終了で、ほぼ丸2日かかります。
1日目
1日目は座学で、伐倒の方法、かかり木の外し方、チェンソーの使い方、振動障害の話と、講師の体験談で終わります。
講師はボランティアか何かで伐採や倒木撤去をやっていらっしゃるようで体験談はわりとおもしろいです。チェンソー修理大好きマンのようで、動かないチェンソーを持っていけば直してくれるとかなんとかw
今回の講習の参加者は全員で20人ほど。
年齢層はおじいちゃんばかりかな?と思っていたら、自分と同年代の20代や30代の若い人が中心で意外でした。
仕事の関係で受けに来た人や、これから自分の敷地の木を切りたい人など、いろんな人がいたかなと思います。
チェンソーをさわったことがない人がほとんどのようです。(そりゃそうだ)
2日目
2日目はみんな楽しみ?の技能講習です。
内容はチェンソーのエンジンのかけ方、基本的な切り方、受け口追い口の作り方、伐倒、クレーンでの吊り切り、チェンソーのメンテナンス方法です。
手馴れた作業がほとんどでしたが、初めての作業もありましたよ。
初めてのチェンソーをさわる人は持ち方や姿勢が危なっかしかったり、うまく切れなかったりと大変そうでした。
多くの学びもあった
余裕ようなこと言っていますが、収穫もたくさんありましたよ。
ゼノアのチェンソーをさわれる
チェンソーはすべてゼノアでした。そりゃコマツですからね。
スチールのエンジン始動はやっぱり特殊なんだなと思いました^^;
「こがる」も1台あり、古い型ではありましたが確かに軽くてよさそうでした。
ネットの情報だけでは気づかない勘違いに気づく
リアハンドガードは、エンジンをかけたるときに足で踏みやすいようにあると思っていたなど、間違って認識していた部分が多少あったことがわかりました。
※リアハンドガード(右ハンドガード)は本当はソーチェーンが切れた時のガードで、ちゃんとしたハンドガードだった。
初めて突っ込み切りをした。
突っ込み切りは入刀するときのキックバックがこわそうでやったことがなかったのですが、
先にガイドバーの厚さ分横から切り進めてから入れる、抜くときは左側に抜くことでキックバックしないと。
これで3段切りもできそうです。
フェリングレバーは便利
かかり木の外し方ということで、フェリングレバーも使いましたが、かなり便利でこれは買っておきたいなと思いました。
でも竹には使えないかな・・・。
チルホールの使い方を実物で見られた
法面にある傾斜木が下の家にかかりそうなので、冬にでも切ろうと思いチルホールを買っておきました。
一応使い方は分かりましたが多少不安があったので、この講習で不安が少しは解消しました。
スロットルの頭文字は「S」
キャブレターの調整の話にて・・・
講師「Tのスクリューはトリガーだよ!スチールのチェンソーはSって書いてあるみたいだけど、これはスロットルのSだからね!」
突っ込みどころが2つありますが、突っ込んではいけません。
座学の講師と技能の講師2人とも同じことを言っていたので、きっとコマツ神奈川の独自の文化か何かなのでしょう。
スチールのアイドリングスピード調整スクリューは「LA」だし、スロットル(Throttle)の頭文字は「T」です。
「T」自体がおそらくトリガーではなくスロットルの頭文字ではないかと思います。
ちなみに「LA」はドイツ語のアイドルストップ「Leerlauf anschlag」の省略っぽいです。(スチールはドイツの会社。)
無事、終了証が発行される
1日目の座学は最後に確認テストがありますが、20問くらいの○×問題で当たり前のことしかきかれない簡単な問題です。
2日目の技能講習は試験はなく、一通り体験(ものによっては見学)すればよいだけです。
これで無事、免許的なもの(終了証)が発行されました。
また7月末に法改正のための補講に行ってきます^^;
下半身の事故が多いから保護ズボンやチャップスをつけましょうね、という内容をきくのに6,000円か・・・。
まあ仕方ないとしましょう。