ヤフオクで中古のエンジンチェンソーを買いました。
スチールの024AV というプロ機です。
が、35年前の物なので自分が生まれるより何年も前の製品です😅
一通り点検済みで、消耗パーツはおおよそ新品に交換してくれているようです。
実際、エンジンは簡単にかかりましたし、木を切っても大丈夫でした。
ちょっとうるさいし重いけど、エンジンチェンソーってすばらしい！
でもアイドリングが安定せず、エンストする・・・。
気圧や環境によるもの？
どうやら燃料と空気をエンジンに送る、キャブレターを調整するとよいらしいです。
よくわからないままニードルを触ってみたら、更に不安定になってしまいました（笑）
全部調整し直しです。
キャブレターの仕組みを調べることからスタートして、なんとか調整しました。
燃料が濃いから回転数が落ちて、アイドリングでエンストするのでしょう。たぶん。
026、MS240、MS260もキャブレターは024と同じなので調整方法も同じだと思います。
まずはエアフィルターを掃除します。
ここはキャブレターが空気を取り込む重要な部分です。
フィルターが詰まった状態でキャブレターを調整した後に、フィルターを掃除すると、エンジンの回転が上がりすぎて焼けます。焼けたらもうおしまいです😥
木を切った後はともかく、キャブレター調整前は必ず掃除しましょう。
掃除が終わったら、いよいよキャブレターの調整をします。
勘で調整するのは熟練のプロじゃないと無理なので、我々素人は素直に回転メーターを買いましょう。
中華製のも安くてよいですが、地元横須賀にある追浜工業のPET-304にしました。
左のやつです。ぜひｗ
キャブレターのニードルを回すにはダイソーで売ってる100円のドライバーセットがちょうどよいですｗ
キャブレターは大抵、H（高速回転）、L（低速回転）、LA（アイドリングスロットル）の3つのニードルがあるようです。
このニードルの締め具合で燃料や空気の量を調整します。
３つとも共通で、締めると（時計回しで）エンジンの回転が上がり、緩めると（反時計回し）回転が落ちます。
初めてだとイメージと逆でややこしいですねｗ
空燃比というのですが、空気に対して燃料が多いと回転数が落ち、燃料が少ない（空気が多い）と回転数が上がります。
スロットルは燃料を送るのではなく、空気を送る量を増やしていたのです。
これもイメージと逆で困惑しました😅
それでは、いよいよ調整にはいります。
まずニードルを3つとも締めます。
強く締めず、やさしく締めて回らなくなったところで止めてください。
強く締めると変形して壊れます。
全部締めるとエンジンの回転が一番高くなる設定なので、この状態でエンジンをかけてはいけません。
一度締めたら、HとLを指定回数分緩めます。
回す数はチェンソーに書いてあります。
024 の場合はどちらも1回転です。
次にLA（アイドリングスロットル）も2回転くらい緩めておきます。
これでやっとエンジンをかけて大丈夫です。
燃料はケチらず、必ず満タンにしてかけてくださいね。
エンジンをかけた後はスロットルを1回にぎってアイドリングにしてもチェーンが回り続けると思います。
なのでチェーンが回らなくなるまでLAを緩めます。
その状態で5分くらい放置してだいたい3,000rpmくらいになりました。
次に、指定の回転数に合わせます。
024の場合、アイドリングは2,800rpmです。
回転が低すぎるとエンジンが文字通り暴れますｗ
エンジンが暴れない程度の最低回転数だと思いましょう😄
アイドリングの回転を落とします。
Lニードルを締めるとチェーンが回り始めるので、チェーンが回らなくなるまでLAを緩めます。
これを何度か繰り返していると、2,800前後で落ち着く場所が見つかります。
次はHニードルを調整します。
024の場合、最高回転は13,000rpmです。
スロットルを少しずつにぎって途中で13,000になりそうならHニードルを緩めます。
目いっぱい握ったところで13,000未満になるようにします。
最高回転は長時間続くと焼けてしまうので、2～3秒だけにしたほうがよいですね。
あとは実際に木を切ってみて問題なさそうなら調整完了です！
初めて買ったエンジンチェンソーは年代物ですが、まだまだ使えそうなので大切に使いたいと思いますｗ
ちなみに普段はマキタの電動で軽いトップハンドルチェンソー使ってます😄
キャブレターを調整するにあたり下記が非常に参考になりました。
https://ameblo.jp/sundance0kid/entry-12415162451.html
キャブレターの仕組みは下記が非常に参考になりました。
http://www.omkihan.com/maintenance/tech/carburetor/carburetor.html