第二種電気工事士 技能試験の勉強方法

筆記試験が終わると2週間ほどで合否が出ます。
合否が出てから技能試験まで1か月しかないので、ゆっくりしている暇はありません😱

技能試験は40分間で、その間に配線をします。
問題は事前に公開されるうえ、10年以上毎年同じ内容が出題されていますので、何度も練習すれば合格できるはずです。

ちなみに自分は最初の試験で2周、再受験で2周で合計4周しました。

技能試験の練習は材料集めからスタート

器具はだいたいPanasonicのフルカラーシリーズなので、ホームセンターの電材コーナーで揃えることもできます。

そろえるのが面倒な場合はネットでセット販売のものを買うのが確実でおすすめです。
少し高いですが電線2回分のほうがよいかと思います。

自分はホームセンターで揃えたらそれなりの金額になってしまいました。
とはいっても器具単品は安いので合計で5,000円程度で済みます。
ちなみにケーブル以外で一番高かったのはブレーカーです(笑)

また、ホームセンターでは材料がそろわないことがあります。
特にVVR、VVF-3C(白黒)、ねじなし電線管、ねじなし管用ボックスコネクタは揃えるのが難しいです。
VVF-3C(白黒)は(白黒)で代用すればよいですが、見つからないものはネットで買うかイメトレでなんとかします。

ねじなし管用ボックスコネクタは数か所回ってやっと見つけましたが、VVR、ねじなし電線管は諦めました😂

練習のポイント

練習するときは必ず時間を測り、30分以内に完成を目指します。
本番では40分ですが、練習とは感覚が違うので少し余裕を持った時間設定にしましょう。

リングスリーブや差込型コネクタは省略せずに必ず取り付けます。
特にリングスリーブは慣れが必要なので、つけたつもりで進めると本番で失敗すると思います。

ランプレセプタクルなどの各器具も必ず完成後に取り外して、次の作業開始時に再度取り付けるところから始めます。
ランプレセプタクルも慣れが必要で、反復練習して3分以内に取付できるようにしておきます。

電線の被覆剥きは、ワイヤストリッパーに印字されている定規を使うと早いです。
コンセント・スイッチは1cm、リングスリーブは2cm、「の」の字加工は4cmなど、何度も練習しながら剥く長さを覚えてましょう。

この写真のようにリングスリーブや差込コネクタを付けた体にして完成にせず、最後まで取り付けて末端処理もしましょう。
そして欠陥がありますが、一瞬でわかったでしょうか?
引掛けシーリングのVVFの被覆を剥きすぎで欠陥です😅

完成後の器具の取り外し方法

器具を取り外すことで再利用できますし、万が一間違えて取り付けたときのリカバリの練習にもなります。

リングスリーブ

取り外せないので付け根で切り落として廃棄します。

差込型コネクタ

少し面倒ですが電線を左右にくるくる回しながら引っ張ると外せます。

ランプレセプタクルと露出型コンセント

外して電線の「の」の字加工部分は切り落とします。

コンセントやスイッチ

マイナスドライバーで簡単に外せますが、破損しないように気を付けましょう。

電線

再利用すると練習するたびに短くなってしまいます。
20cm程度になってしまったら電線を測り切りする練習も兼ねて新しく電線を切りましょう。

複線図は書く必要があるかという話

複線図は書かなくても合格できます。
現に自分は書かないで合格しました。

資格情報サイトでは「複線図は必ず書くようにしましょう」と書いてありますが、正直書く必要ないと思っています。
その代わり、過去問の単線図を見て頭の中で配線をイメージする練習を何度もする必要があります。
日をおいて最低10回はしたほうがよいです。

これは複線図を丸暗記すればよいというわけではなく、どの順番で配線するかや、使うケーブルは2芯なのか3芯なのかをイメージしましょうということです。

配線する順番は決まっている

配線する順番は決まっていて、この通りに進めれば間違うことはありません。

  1. 電源~負荷の接地側の白線を全部接続する。
  2. 電源~コンセント等の非接地側の黒を結線する。
  3. 電源~スイッチに非接地側の黒を結線する。
  4. スイッチー負荷を結線する。

特殊な配線は見て覚える

3路、4路のスイッチの配線は少し特殊です。

こればかりは見て覚えて、何度か試して慣れるとよいでしょう。